<「私」をつくる「無意識の言葉」を意識しよう>
 
 
人間は一日におよそ6万個のことを
考えているそうです。
 
 
脳は常に何かを考えているということですね。
 
それを意識するのは中々大変なのですが、
心の中のネガティブなボヤキには注意が必要です。
 
「疲れた・・・」
 
「だるい・・・」
 
「面倒くさい・・・」
 
 
ふと気がつくと、
心の中でつぶやいたネガティブワードが
山盛りになっていることがあります。
 
こうしたワードは普通無意識のうちに発生していますので、
気づかずそのまま潜在意識を構成する部分に組み込まれていきます。
 
 
潜在意識というのは
私たちの意識の大半を占めている部分です。
 
意識の構造はよく氷山に例えられます。
 
氷山は海面に出ている部分が小さくても、
水面下に沈んでいる部分が巨大になっているものです。
 
 
意識もちょうどそのような構造になっていて、
知覚できる顕在意識はほんの一部のみで、
それ以外の潜在意識が大部分を占めています。
 
 
そのため、
無意識に浮かんでくるネガティブワードが潜在意識に溜まっていき、
それによって潜在意識が構成されるということは、
自分の意識の大半がネガティブなものになっていくということです。
 
 
これはヤバイです。
 
 
そんな時効果的なのは
ポジティブワードを思い浮かべるようにすることです。
 
「すべてうまくいってる!」
 
「楽しい!」
 
「面白い!」
 
 
しかし、最初のうちは、
ふと気がつくとネガティブワードを思い浮かべているものです。
 
ポジティブワードを思い浮かべないと!と思えば思うほど、
ネガティブワードしか思い浮かばない自分に幻滅してしまう
という悪循環が起こったりもします。
 
 
そこでまず取り組んで欲しいのは、
今思い浮かべているのがどんなことなのか
意識してみるということです。
 
ネガティブなものでも構いません。
 
そしてその思いや感情がどこから来ているものなのか、
しっかりと考えてあげて下さい。
 
 
こうすることで、
潜在意識に溜まったネガティブワードが
徐々に癒されていくことを実感できるはずです。
 
 
少し心が軽くなってきたら、
ふと気づくとポジティブワードが思い浮かんでいる、
という瞬間が増えてくるかもしれませんよ。