【鑑定とカウンセリング】
 
 
『鑑定』と『カウンセリング』
の違いってわかりますか?
 
 
区別しづらいですね(笑)
 
 
 
私の経験なのですが、
以前こんなことがありました。
 
自分の生き方ですごく悩んで苦しんでいた時期。
 
よく当たることで有名な、
鑑定士さんに勇気を出して悩みを相談しました。
 
 
その鑑定士さんは、
私の相談内容をさらっと聞いた後、
鑑定結果を淡々と話すだけでした。
 
私は日常で、
自分自身が納得いかないと感じていたことを、
誰かに共感して欲しかったんでしょうね…。
 
鑑定士さんに必死で伝えようとするのですが、
 
『はあ、そうなんですね…』
 
で終わり。
 
鑑定結果はすごくよく当たっているのです。
 
ですが、まるで他人事…。
 
 
この時、私は鑑定士に、
 
『勇気をだして悩みを打ち明けた。』
 
ということを後悔してしまいました。
 
自分の悩みを、
とても雑に扱われた気がしたのです。
(正直コンピューター占いでもしたほうが
よっぽどマシだと思いました。)
 
 
結局この時は解決方法を提示してもらったので、
納得はしたのですが、心に何かが引っかかって、
スッキリはしませんでした。
 
 
 
別の機会に、
違う人に同じ悩みを相談をしてみました。
 
 
その人は勉強中のカウンセラーでした。
 
親身になって、ひたすら話を聴いてくれます。
そして上手に私に質問を投げかけてくれます。
 
自分の中で、
どんどん悩みが整理されていって、
ついには問題解決の方法に自分で気づけてしまいました。
 
しかし、
この時かかった時間はなんと6時間…。
(貴重な時間を本当にありがとうございます。)
 
この時は、
かなりの満足感でした。
 
 
この時はたまたま解決方法に気がつけたのですが、
場合によっては解決方法がうまれないこともあります。
 
そういった場合、
聴いてもらったことで気持ちは落ち着くかもしれませんが、
依然として悩みは解決されません。
 
なによりカウンセラーの負担が大きいという事態!!
 
 
私がカウンセラーの立場で、
毎回こんなに時間がかかってしまうならとても耐えられません。
 
 
 
私はこういった体験から、
『鑑定』と『カウンセリング』
のバランスをとても意識するようになりました。
 
 
『鑑定』と『カウンセリング』を簡単に説明すると…。
 
 
『鑑定』…鑑定して、その結果を伝える。
 
・悩みや問題を見える化して整理整頓する。
・悩みや問題の因果関係を読み解き、問題解決の為の提案をする。
・アドバイスに高い質が求められる。
 
 
『カウンセリング』…クライアントが語った話を専門家として聴く。
 
・クライアントの意見に対して受容、共感、理解を示す。
・クライアントの意見を否定、対立、評価をしないで聴く。
・特にアドバイスはしない。
 
となると思います。
 
 
 
こうしてみると、
ぜんぜん違うスキルですよね。
 
 
実際の対面鑑定の現場は、ほとんどが、
『はじめましてのお客さま』です。
 
そんな中で、
もし、
お客さまに
 
『質の高い鑑定』と『高いカウンセリング技術』
 
を提供できたらどうでしょうか…?
 
 
両方を学んで、
自分なりにバランスをとってみるのも良いかもしれません。
 
 
どちらにせよ、
鑑定とカウンセリング…。
区別しておいたほうが良いですよ。